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2/22は猫の日(= ´ω` =)
という事で猫パロです。
更新が間に合ってよかった…
~日常の1コマ~
にゃんにゃんにゃんの日ということで猫が3匹
「……おい、千鶴。ただいま」
「えっ? 歳三さん? 気付かなくてごめんなさい」
「別にいいけどよ……それ……」
帰って来たはいいが、珍しく何のお出迎えもないことに首をかしげた。
千鶴が外出していたとしても、ちづは一目散に飛びついてくるはずなのだがどうしたのか――
そんな俺の心配をよそに、リビングでは不思議な光景が広がっていた。
「えっと、今日は猫の日だからってお千ちゃんがプレゼントしてくれました」
「……そうか。また珍しいもん見つけたもんだな」
千鶴は猫2匹にせっせと服を着せている最中だった。
その服というと……強いて言葉にするなら『猫用の猫パーカー』だろうか。
猫の体に合わせた小さいパーカーのフードに、ちょこんと猫耳がついている。
「とっても可愛いですよね。ちづのはピンク色ですし」
「にゃっ♪」
おそらく、ちづは千鶴が嬉しそうだから意味も分からず機嫌がいいだけだろう。
普段、服を着せられたりしない猫なら少しは嫌がっても良い気がしたが、ちづだから仕方ないとしておく。
「としぞーのパーカーはパープルなんです」
「……み……」
一方、黒猫の方はいつものすました顔はどこへやら、ぶすっとした顔でうなだれている。
千鶴が着せてきたから仕方なくされるがままにされてしまった……といったところだろう。
今回ばかりは同情せざるを得ない。
「あ! あと、私ももらっちゃったんです。これ」
そう言ってすっぽりとフードをかぶった千鶴。
ちづとおそろいの、ピンク色をした猫耳のパーカーだった。
「ちょっと子供っぽくて恥ずかしいですけど……2匹とおそろいなんです。似合いますか?」
「……おう」
「良かった。お千ちゃん、突然持ってきたから断ることもできなくて……」
そう言いながらはにかむ千鶴。恥ずかしそうにフードを気にする様は言いようもなく可愛かった。
「みぃっ」
「おいで、ちづ。おそろいで嬉しいね」
思わず千鶴を引き寄せようと手を伸ばしかけたところで、ちづに先を越される。
黒猫に至っては、座り込む千鶴の横に、すでにぴったりと寄り添っていた。
「私はいらないって言ったんですけど……歳三さんが喜ぶよって言われたんです」
どうしてか分からないといった様子の千鶴に頭を抱えたくなる。
「そんなの、お前が可愛いからに決まってんだろ」
「きゃっ……!」
今度こそ千鶴の身体を引き寄せて、ちづごと膝の上に乗せた。黒猫は置いて行かれまいと瞬時に千鶴の膝に乗る。
「猫の日ってのも、悪くねえな。うちの猫も3匹になったことだし」
「な、なに言ってるんですか……!」
「愛でる対象が増えて嬉しいってことだ」
額に軽く口付ければ、恥ずかしそうに身体を小さくした。
「このままいいとこ撫でれば、喉でもごろごろ鳴らしはじめるんじゃねえか?」
「そ、そんなことありません」
「どうだか」
お千の策略にはまった感はあるが、ここは素直に感謝しておこう。
とりあえず、今はこの猫たちを可愛がるのに忙しくなりそうだ。
という事で猫パロです。
更新が間に合ってよかった…
~日常の1コマ~
にゃんにゃんにゃんの日ということで猫が3匹
「……おい、千鶴。ただいま」
「えっ? 歳三さん? 気付かなくてごめんなさい」
「別にいいけどよ……それ……」
帰って来たはいいが、珍しく何のお出迎えもないことに首をかしげた。
千鶴が外出していたとしても、ちづは一目散に飛びついてくるはずなのだがどうしたのか――
そんな俺の心配をよそに、リビングでは不思議な光景が広がっていた。
「えっと、今日は猫の日だからってお千ちゃんがプレゼントしてくれました」
「……そうか。また珍しいもん見つけたもんだな」
千鶴は猫2匹にせっせと服を着せている最中だった。
その服というと……強いて言葉にするなら『猫用の猫パーカー』だろうか。
猫の体に合わせた小さいパーカーのフードに、ちょこんと猫耳がついている。
「とっても可愛いですよね。ちづのはピンク色ですし」
「にゃっ♪」
おそらく、ちづは千鶴が嬉しそうだから意味も分からず機嫌がいいだけだろう。
普段、服を着せられたりしない猫なら少しは嫌がっても良い気がしたが、ちづだから仕方ないとしておく。
「としぞーのパーカーはパープルなんです」
「……み……」
一方、黒猫の方はいつものすました顔はどこへやら、ぶすっとした顔でうなだれている。
千鶴が着せてきたから仕方なくされるがままにされてしまった……といったところだろう。
今回ばかりは同情せざるを得ない。
「あ! あと、私ももらっちゃったんです。これ」
そう言ってすっぽりとフードをかぶった千鶴。
ちづとおそろいの、ピンク色をした猫耳のパーカーだった。
「ちょっと子供っぽくて恥ずかしいですけど……2匹とおそろいなんです。似合いますか?」
「……おう」
「良かった。お千ちゃん、突然持ってきたから断ることもできなくて……」
そう言いながらはにかむ千鶴。恥ずかしそうにフードを気にする様は言いようもなく可愛かった。
「みぃっ」
「おいで、ちづ。おそろいで嬉しいね」
思わず千鶴を引き寄せようと手を伸ばしかけたところで、ちづに先を越される。
黒猫に至っては、座り込む千鶴の横に、すでにぴったりと寄り添っていた。
「私はいらないって言ったんですけど……歳三さんが喜ぶよって言われたんです」
どうしてか分からないといった様子の千鶴に頭を抱えたくなる。
「そんなの、お前が可愛いからに決まってんだろ」
「きゃっ……!」
今度こそ千鶴の身体を引き寄せて、ちづごと膝の上に乗せた。黒猫は置いて行かれまいと瞬時に千鶴の膝に乗る。
「猫の日ってのも、悪くねえな。うちの猫も3匹になったことだし」
「な、なに言ってるんですか……!」
「愛でる対象が増えて嬉しいってことだ」
額に軽く口付ければ、恥ずかしそうに身体を小さくした。
「このままいいとこ撫でれば、喉でもごろごろ鳴らしはじめるんじゃねえか?」
「そ、そんなことありません」
「どうだか」
お千の策略にはまった感はあるが、ここは素直に感謝しておこう。
とりあえず、今はこの猫たちを可愛がるのに忙しくなりそうだ。
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